日本には今糖尿病予備軍が1000万人いる。 小さな子供
達にも広がっているのだ。 このような状況になって食の変化
がみなおされているよ。 やはり日本食が体には一番いいので
はないだろうか!
『けやき通り歯科医院さんには家族揃ってお世話になっている関
係で、私の専門とする糖尿病と歯周病の関係についてちょっとお話
させていただきます。
歯周病は『世界中で最も多い病気』(!)とギネスブック2001に認
定されています。
歯周病は、歯と歯肉の結合部に炎症がおき、歯周ポケットを形成し
てプラークが付着しやすくなり、最終的には歯根部の結合組織や骨
組織まで破壊してしまう恐ろしい病気です。
西村院長はじめスタッフの方々が一生懸命、治療に予防に頑張っ
ておられるのも歯周病関連の疾患が多いと思います。
もちろん、けやき通り歯科医院さんにおかかりの患者さんは歯周病
に対するケアを心がけていらっしゃるでしょうが、糖尿病との関
連??と聞かれると不思議に思われるのではないでしょうか?
最近まで糖尿病と歯周病との関連は大きくは取り上げられていませ
んでした。
しかし、糖尿病が生活習慣病の代表であり、遺伝的素因に加えて食
生活・運動習慣と関わることから徐々に口腔衛生習慣との関連も研
究されるようになってきたのです。
現在では、糖尿病の患者さんのなんと95%(!)に歯周病の合併
がある、あるいは健康な方の2,6倍も歯周病に罹りやすいなどの報
告があります。
逆もまた真なりで、歯周病がある方は、糖尿病にもなりやすいよう
で、プラーク除去を行うと血糖コントロールが改善するとの報告もあ
ります。
これは歯周病菌から産生されるサイトカインと呼ばれる様々な物質
が、血糖値を下げる唯一のホルモンであるインスリンの効きを悪く
(インスリン抵抗性)するからだと考えられています。過剰なサイトカ
インは全身の慢性炎症を引き起こして脳梗塞・心筋梗塞などの動脈
硬化性疾患までも招くのです。最近では糖尿病自体が慢性炎症性
疾患であるとも認識されてきており、この切り口から新しい治療法な
ども研究されてきています。
引用元=http://blog.livedoor.jp/keyakidoori2001/
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